日程:2016年7月31日~8月8日
団長の江藤代表理事以下、男性5名+女性17名の計22名。
7月31日午後2時過ぎ、フィンランドのヘルシンキ空港に到着。空港からバスで移動。途中、日本でもおなじみの「マリメッコ」の本店に立ち寄って買い物。港からフェリーでエストニの首都タリンに。海から外国に入るというのは皆初めての体験です。
翌8月1日は朝から、「ユネスコ世界遺産」になっているタリンの旧市街を見学、夕方4時からタリン市ラスナマエ区の区庁舎でおこなわれる文化交流会へ。マリア・ユフェレワ区長以下、市民35人(出演者・スタッフを含む)がそろっての温かい出迎えに、訪問団も感激の面持ち。
この日の模様が、翌日同区のホームページにアップされました(下記のカコミ参照)。
今回は事務局で『日本の文化』と題する小冊子を作成し、現地に持参。内容は「書道」「茶道」「箏(こと)」、さらに「盆踊り」についての詳しい手引きで、日本語・エストニア語・ロシア語の3カ国語版。ユフェレワ区長もその日、自身のフェイスブックにこの交流会開催の喜びをアップ。
8月2・3日はタリンから約5時間かけてサンクトペテルブルクへ。2日間かけて市内各所を見学。
8月4日。午後1時「モスクワ駅」発の特急列車「サプサン(はやぶさの意)」号でモスクワに移動。
8月5日は、「日ロ創幸会」ならではのメニュー、モスクワ大学本部棟の特別見学など、市内各所を訪問。
8月6日の夜はモスクワ郊外のベカーソボ村(日本の軽井沢のような保養地)のバンケットホールで、江藤代表理事の長年にわたる友人エコテック・グループGM(最高責任者)のセルゲイ・フィル氏との交流会。女性陣が茶道、お筝を披露すると、フィル氏もロシア民謡や、氏が愛してやまない日本の歌(『母の曲』)などでおもてなし。
圧巻は盆踊り。第2回研修旅行でおこなったサンクトペテルブルクでの青年・学生との交流会が盆踊りで盛り上がりに、フィル氏も「モスクワでもぜひ」ということで、今回実現の運びに。この夜もフィルさんも輪の中に入って全員で踊り、心に深く刻まれる一夜に。
最終日の8月7日は各自、お土産物を購入したりしたあと、夕刻5時15分発の便で帰国の途に。翌8月8日朝8時半に成田到着。
◆タリン(エストニア共和国首都)ラスナマエ区ホームページより◆
●8月1日の夕刻、「Nichiro Sokokai(日ロ創幸会)」文化交流代表団がラスナマエ区庁舎を訪れてこられました。交流団は、団長の江藤幸作さん以下、60?70歳の方々から成る22人。お互い簡単に自己紹介をし合い、通訳のドミトリー・ツカチェンコ氏の司会進行で交流会が始まります。なお、会場には地元ラスナマエ区からも20人の住民が参加しました。
●マリア・ユフェレワ区長が区内の開発状況や各種プロジェクトの概要を交えながら同区、またタリン市の特徴・魅力について紹介したあと交流会に移り、ラスナマエ音楽学校で教鞭を取るヴィルヴェ・タリと教え子のエミリヤ・ニイロの2人がカンネル(ハープに似たエストニアの民族楽器)で同国に古くから伝わる曲を演奏。エストニ
ア風の軽食が振る舞われると、そのあとは日本からの代表団が書道、琴の演奏、さらに茶道
のお点前を私たちに披露。最後に、小さな記念品をお土産として皆さんにプレゼントさせてい
ただきました。
●地元を代表してツカチェンコ氏が、「私は今回、ラスナマエ区の皆様に、とても親切な(日本の)お客様を紹介できたことを心から喜んでおります。おかげさまでさまざまな日本の美に触れることができました。また、日本のお客様方がラスナマエのおもてなしを喜んでくださり、大変にうれしく思っております。かならずやこの地に戻ってきてくださると信じております」と話すと、会場全体に拍手と歓声が。
●最後、マリア・ユフェレワ区長が「日本の代表団が、独自の文化と芸術を紹介するためにタリン、なかでもここラスナマエ地区を訪問してくださり、とてもうれしく思います。また、この地の住民たちが、素晴らしい雰囲気の中で日本文化に接する機会を持つことができ、心よりお礼申し上げます。今日の大成功をきっかけに、将来も日本から多くの方が訪問してくださることを期待しております」と結び、交流会は大きな盛り上がりのうちにお開きとなりました。